トラックドライバーから
営業職へ転身
私は高卒で就職した運送会社でトラックドライバーをしていて、引越しからルート配送、個配、自社物流センターでの作業などの業務を行っていました。3年が経つタイミングでふとこれから先の長い人生、この仕事を続けていくことに対し恐怖に近い危機感を感じ「もっと自分の可能性に挑戦したい」と思ったことを今でも鮮明に覚えています。しかし当時の私は終身雇用が当たり前と考えていましたし、両親からもよく考えなさいと言われていたほどでしたが、不思議と判断に迷いはありませんでした。そしてゼロからキャリアを形成するということ、挑戦したいという思いから「営業職」一本で転職活動をスタートしました。
「出る杭は育てる」
に惹かれて
複数の紹介会社を通じて6社ほど面接を受けていくなかで、ニチコミの会社説明と面接を受けた後に“ここしかない”と直感で思いました。その理由は、ニチコミは社歴や年齢、経験も関係なく「出る杭は育てる」という考え方で、頑張った分だけしっかり評価してくれるということでした。私の「挑戦したい」という転職活動の軸と完全にマッチングしました。学歴は高卒、スキルはトラックの運転や引越し程度、年齢はいわゆる第二新卒を過ぎていて営業は未経験。市場価値で言えば目に留まるようなモノは一切ありませんでしたが、やる気だけはありました。ニチコミはそういう人達の集まりで、ある意味刺激的な環境だなと思います。
なりたい自分を
見つけて
とはいえそのやる気は継続せず、成績不振や仕事をため込んでしまい業務過多が原因で正直辞めようかと考えたこともありましたが、そんな私を見かねて先輩は親身に話を聞いてくださり、また今でも大切にしている言葉もその時にいただきました。そこから考え方を変え、昨日の自分より成長しようと、日々の業務で自己ベストを尽くすことを強く意識したことで成果も出て、漠然とではありますがなりたい自分も見えてきました。この状態が安定してくれば成績不振になろうが関係なく、目標から逆算して今やるべきことは何なのかと考えて行動するだけです。ある意味、一度潰れかけたからこそ今の自分があるのだなと、そう強く思います。
そんな過去があり入社して3年が経った頃、一つの目標だった主任職を拝命しました。私が好きなニチコミの“企業文化”は今も健在です。仕事なので成果が出せなくて悩み苦しむときもありますが、その壁を一つひとつ乗り越えていくことに自分の成長を感じることができています。
失敗こそ
成果の源
営業においては毎日自分との戦いで、1日の間に何度もやってくる妥協に逃げようとする心に打ち勝てるかどうかが重要だと思いますが、現実はそう上手くはいきません。営業成果が出せない時期が続くと苦しいですが、失敗の原因を究明し改善に向けて正しく考え行動することで必ず成果が出ます。それがたまらなく面白いです。昨日できなかったことができるようになるというのは、人にとって、社会人にとって最も尊いことの一つではないでしょうか。
マネジメントは
日々勉強
また、教育は正直営業の何倍も大変で難しく感じます。年齢、社歴、考え方、価値観、得意不得意などすべてが異なるなかで、主任としてどのようにリーダーシップをとって、どのようにマネジメントしていくべきなのかを日々考え、勉強しています。リーダーとしてはまだまだ成果が出せていませんが、上手くいけばまた一つ上のステージに上がれたという証明にもなるでしょうし、今までの人生で得たことのないモノが得られると思います。
夢は人事部長
夢は人事部長になることです。営業など自分の仕事だけでなく、「人の心を動かす」ことのできる人になりたいです。加速する少子高齢化、急速なテクノロジーの進化、新種のウイルス発生による企業の倒産など激動に変化する時代であろうとも人を動かすスキルというのは必要不可欠で、それぐらい重要で価値のあるものだと思います。だからこそ難しいものだと思いますが、勉強したり、先輩方から吸収していきます。